震災後、相馬市の人口は3万6000人を割っている。
増田寛也元総務大臣の「地方消滅論」ではないが、
東京一極集中には加速するばかりだ。
福島県は特に若い世代の流出が激しく、
日本中で最も早く高齢化することは明らかだ。
危機感を感じた県は、震災直後から、
NPOらに人口増に関わる事業に取り組むよう助成してきた。
なら、フー太郎の森基金もお役に立とうと、
3年間、計10回の婚活イベントを開催してきた。
クッキング合コンと称し、本格イタリアン、お手軽料理、蕎麦打ち、
あるいはダンス合コンと、
嗜好を変えながらの取り組みだった。
お陰様で誕生したカップルがTV「新婚さんがいらっしゃい」に出演するなど、
それなりの成果もあった。
しかしつくづく感じたことは、女性参加者の少なさだ。
男2人に対し女が1人。
その上、男性陣がシャイ過ぎ、素朴過ぎだった…。
誤解を恐れずに言わしてもらえば、
婚活イベントの前に「男磨き講座」が絶対必要!と、
「母のような気持ちで」陰ながら見ていたものだ。
たとえ、婚活のために都会から女性を連れてきても、ハードルは高い。
都会の女性のお眼鏡にかなう相馬男になってほしい!
現在、私は月1回の「女磨き道場」で
女性が社会で活躍できるよう応援しているが、
女性に好かれるための「男磨き道場」も必要と思うこの頃である。

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